お茶はもともと中国から伝えられ、日本では独自に発展してきたもので、現在日本で大変身近な飲み物です。
昔、お茶は僧侶や貴族など限られた人しか口にできない、大変貴重なものでした。
しかし、僧の栄西がお茶を広めたことで、武士や一般庶民にもお茶を楽しむようになりました。
もともと中国では薬として飲まれていたお茶を、栄西は
「薬は、一つの病気にだけ効くもの、茶はいくつもの病気・万病に効く、あるいは予防するもの。つまりは保険茶」
の観点でその効能を説いています。
その後嗜好品として定着したお茶は、近年に入ると再び健康飲料として注目を集めています。
心ゆくまでご堪能ください。



◎さやま茶(埼玉県)
東京都に近い為、昔小江戸のお茶と言われ狭山火入れと言う独特な製法で作られた
深蒸し煎茶が人気です。特別な香りと甘さが北国の寒い地域の人々に人気が有ります。

◎静岡茶(静岡県)
日本を代表する生産地県内の茶処として川根茶・本山茶・掛川茶・
天竜茶などが有名どころ。当店主力商品であります。
藤枝茶は大井川の支流、瀬戸川が中心部に流れ山あいのお茶の為、
コクの有る味とさわやかな香りが特徴です。

◎宇治茶(京都府)
臨済宗の開祖、栄西禅師が宋から持ち帰った種子を京都郊外の栂尾、
高山寺の明恵上人が蒔いたのが始まりとされる。
生産量は少ないが玉露・抹茶・煎茶共に上品な香りの高級茶が多いです。
徳川幕府の繁栄とともに230年余にわたって続けられた
「御茶壺道中」によって宇治茶の名声は一段と上がったのです。

◎伊勢茶(三重県)
奈良・滋賀とともに由緒ある茶どころで、現在は静岡・鹿児島に次ぐ大産地。
直射日光を避けて育てた、玉露煎茶の中間の冠茶を多く生産しています。

◎八女茶(福岡県)
鹿児島に次ぐ九州を代表する産地。
特に玉露の生産高は日本一で玉露・煎茶共高級茶が多い。
ポッテリとした甘さが八女茶の一番の特徴と言えます。

◎嬉野茶(佐賀県)
佐賀県嬉野は、古くから独特の製法によって作られる「玉緑茶」別名グリ茶で名高い。
茶の最初の製造において蒸熱した葉を精製の際、丹念に釜の中で炒り玉形の形状に製造したもので、
香味の強いのが特徴です。

◎知覧茶(鹿児島県)
知覧茶の起源はその昔、平家の落人北部山間地に茶栽培を始めたという言い伝えがあります。
知覧茶は南国の春の朝霧につつまれ「味濃く」九州を代表する上級茶です。